邦楽ロックシーンに新しい風を吹き込んでいる3ピースバンド・カネヨリマサル。
彼女たちの音楽は、切なさと疾走感を同時に抱きしめるような独特の魅力があり、聴いた瞬間に心を揺さぶられる力を持っています。
そんな彼女たちが2025年8月27日に公開した新曲『RUN』のMVは、ファンの間だけでなく音楽シーン全体から注目を集めています。
なぜなら、この作品は初めてメンバー自身がプロデュースを手がけたMVだから。
小道具を自作したり、実際に彼女たちの私物を取り入れたりと、DIY精神あふれる演出で、リアルな“カネヨリマサルらしさ”が詰め込まれています。
その誠実さや遊び心が映像から伝わり、視聴したリスナーからは「バンドの温度感が伝わる」「もっと好きになった」といった声も寄せられています。
さらに同日からは、彼女たちにとって大きな挑戦となる**「初ホールワンマンへの道標ツアー」**もスタート。
全国各地を駆け抜けながら、新曲と共に成長していく姿を見せてくれるはずです。
ライブを重ねるごとに進化してきたカネヨリマサルが、どんな景色をファンと一緒に描いていくのか、期待が高まります。
この記事では、バンドの魅力や名前の由来、影響を受けたルーツ、過去の名曲、そして最新曲『RUN』のMVの見どころやツアー情報まで解説。
初めて彼女たちを知る方には分かりやすく、すでにファンの方には新しい発見があるような内容をお届けします。
ぜひ最後までお楽しみください。
カネヨリマサルとは?バンドの魅力と名前の由来
大阪発の3ピースロックバンド、カネヨリマサル。
メンバーは、
- ちとせ みな(Vo./Gt.)
- いしはら めい(Ba.)
- もりもと さな(Dr.)
の3人で構成されています。
「青春ロックを追い続ける」というスタンスを掲げる彼女たちは、心の奥にしまっていた感情を呼び起こすような歌詞と、疾走感あふれるサウンドでリスナーを魅了してきました。
特に、2020年10月23日にリリースされた1stミニアルバム『かけがえなくなりたい』は、邦楽ロックシーンの中で一気に存在感を高めるきっかけとなった作品。
収録曲『はしる、夜』はJ-WAVE「SONAR TRAX」に選ばれるなど、インディーズバンドながら確かな評価を獲得しています。
また、バンド名の由来もユニーク。Vo./Gt.のちとせによると、
「“お金に勝る”という意味ではなく、人の名前のようにしたくて付けました。よく男性ソロアーティストと間違われるんですけど、それも間違いではないかもしれません(笑)」
と語っています。
人名のようで覚えやすく、キャッチーで親しみやすい響きは、バンドの魅力そのもの。
ユニークさと実力を兼ね備えたカネヨリマサルは、まさに邦楽ロックシーンで注目すべき存在と言えるでしょう。
影響を受けたアーティストと音楽ルーツ
カネヨリマサルの音楽には、邦楽ロックを彩ってきた名バンドたちの息遣いがしっかりと刻まれています。
特に影響を受けたアーティストとして挙げられるのが、
- BUMP OF CHICKEN
- チャットモンチー
- The SALOVERS
の3組。いずれも日本のロック史に大きな足跡を残してきた存在です。
中でも、彼女たちが強く惹かれたのが The SALOVERS。
結成当初から「いつか対バンしたい」という大きな目標を掲げていたほどで、その影響力の大きさがうかがえます。
実際、カネヨリマサルの楽曲を聴くと、切なさと疾走感が同居するエモーショナルなサウンドに、そのルーツが自然とにじみ出ているのが感じられます。
「青春」をテーマにしながらも、ただ明るいだけでなく、どこか胸を締めつけるような感情を呼び起こす彼女たちの楽曲。
これはまさに、BUMP OF CHICKENの物語性、チャットモンチーのポップさと芯の強さ、そしてThe SALOVERSの情熱を受け継いだバンドだからこそ生み出せる世界観といえるでしょう。

The SALOVERSは2015年に活動休止しましたが、その影響力は今もなお衰えず、カネヨリマサルをはじめとする若い世代のバンドに強い刺激を与え続けています。
バンド史上唯一の合作曲『はしる、夜』
カネヨリマサルの楽曲の中で特別な存在となっているのが、**『はしる、夜』**です。
この曲は、ちとせがメロディを担当し、いしはらが歌詞を書いた、バンド史上唯一の合作曲。
普段はそれぞれの役割分担がはっきりしている彼女たちにとって、この曲はまさに“化学反応”のように生まれた作品といえるでしょう。
歌詞のテーマは、「自己肯定したいけれど、なかなかできない葛藤」。
誰もが抱える弱さやもどかしさを真正面から描いており、聴く人の心にじわりと染み込んでいきます。
そこに疾走感あふれるメロディが重なることで、切なさと希望が同居する独特のエモーショナルな世界観が完成しました。
いしはらはこの楽曲について、
「モヤモヤした気持ちを歌に込めました。疾走感のあるメロディと合わさって、切なさが際立つ曲になったと思います」
と語っています。
まさにこの言葉通り、『はしる、夜』はカネヨリマサルの真骨頂ともいえる「心の奥に届くロック」を体現した代表曲。
リリース後すぐに多くのリスナーの共感を呼び、ライブでも定番曲として愛され続けています。
この1曲からも、彼女たちがただの“青春バンド”ではなく、感情の深い部分を音楽で表現できる実力派であることがよくわかります。
新曲『RUN』の魅力とMVの見どころ
2025年8月27日、カネヨリマサルは待望の新曲 『RUN』 のMVを公開しました。
リリースと同時に発表されたこの楽曲は、これまでの彼女たちの歩みをさらに前へと押し進める、まさにターニングポイントとなる一曲です。
曲のテーマは 「もがきながらも今を生きる決意」。
迷いや葛藤を抱えながらも、立ち止まらず走り続けようとする力強さが込められています。
サウンド面では、ライブチューンらしい爆発的な疾走感と、胸を突き動かすような力強さが際立ち、初めて聴く人にも強烈なインパクトを与えます。
ライブの場で披露されれば、間違いなく会場を一体にするキラーチューンとなるでしょう。
さらに注目すべきは、今回のMVが メンバー自身のプロデュースによって制作された初めての映像作品 だという点です。
小道具を自ら作り上げたり、実際に私物を取り入れたりと、DIY精神にあふれた仕上がりになっています。
そのリアルで等身大の演出は、カネヨリマサルの音楽が持つ誠実さや温度感をより強く感じさせてくれます。
メンバーはこのMVについて、
「私たち自身の手で楽曲の世界を作り上げました。疾走感をクールかつダイナミックに表現できたと思います」
と語っています。
彼女たちの想いと工夫が詰まった映像は、ファンはもちろん、まだ彼女たちを知らない人にも強烈な印象を残すはず。
YouTubeで公開されているので、ぜひ一度チェックしてみてください。

『RUN』のMVはYouTubeで公開中! ファン必見のクオリティで、カネヨリマサルの新しい一面を感じられます。
初ホールワンマンへの道標ツアー詳細
新曲『RUN』の公開と同時にスタートするのが、カネヨリマサルの全国ツアー 【初ホールワンマンへの道標ツアー】 です。
今回は、いま勢いのある豪華アーティストとの対バン形式で全国を駆け抜け、9公演を行います。
各地で個性的なバンドたちと共演することで、ライブごとに違った化学反応が生まれること間違いなし。
ファンにとっては見逃せないツアーとなっています。
▼ツアースケジュール
- 8月27日(水)神奈川・F.A.D YOKOHAMA w/ the shes gone
- 9月5日(金)北海道・札幌PENNY LANE24 w/ TETORA
- 9月19日(金)広島・広島Live space Reed w/ ヤングスキニー
- 9月21日(日)福岡・福岡DRUM LOGOS w/ moon drop
- 10月4日(土)東京・代官山UNIT w/ NEE
- 10月18日(土)静岡・静岡UMBER w/ オレンジスパイニクラブ
- 10月24日(金)宮城・仙台MACANA w/ TRACK15
- 11月3日(月・祝)石川・金沢EIGHT HALL w/ ねぐせ。
- 11月16日(日)愛知・名古屋THE BOTTOM LINE w/ Sunny Girl
- 11月24日(月・祝)大阪・NHK大阪ホール(ワンマン)
チケット料金は、ライブハウス公演が 4,800円(税込)、そしてツアーの集大成となる大阪でのホールワンマン公演が 5,500円(税込)。
特にツアーファイナルの 大阪・NHK大阪ホール公演 は、カネヨリマサルにとってキャリア初のホールワンマンライブ。
これまでライブハウスで熱い空間を作り上げてきた彼女たちが、初めて大きなステージでどんな景色を見せてくれるのか、多くのファンが心待ちにしています。

大阪公演はキャリア初のホールワンマン!注目度が高く、チケットは早めの確保がおすすめです。
邦楽ロックシーンでのカネヨリマサルの存在感
邦楽ロックの世界では、いま次々と新しい才能が台頭しています。
その中でもカネヨリマサルは、確実に存在感を放ち始めているバンドです。
女性3ピースというシンプルな編成ながら、繊細さと力強さを兼ね備えたサウンドは、一度聴けば耳に残り、聴く人の心を自然と揺さぶります。
彼女たちの音楽は、ただカッコいいだけでなく、日常に寄り添うようなあたたかさを持っているのも大きな魅力。
ライブでは観客との距離を感じさせない親しみやすさがあり、音源とステージでのギャップがほとんどない“等身大の表現”が支持を集めています。
特に新曲『RUN』は、バンドとしての決意や挑戦がストレートに込められた一曲。
同世代のリスナーには「自分も頑張ろう」と背中を押してくれるような勇気を与え、少し年上の世代には「若さの熱さ」を思い出させてくれるような普遍的な魅力があります。
カネヨリマサルの最大の魅力は、楽曲の中にある 「疾走感と切なさ」。
ただ走るだけではなく、そこに“想いの重さ”を感じさせる表現が、邦楽ロックシーンの中でも特別な存在感を放っています。
7. まとめ|これからの活動に注目!
カネヨリマサルは、等身大の気持ちを真っ直ぐに歌に乗せながらも、力強いサウンドで聴く人の心を突き動かす邦楽ロックバンドです。
これまでの歩みを振り返ると、常に挑戦と進化を続けてきたことがよくわかります。
今回ご紹介した新曲『RUN』は、メンバー自身が初めてプロデュースを手がけた特別な作品。
DIY精神あふれるMVでは、小道具や私物を活かした映像表現によって、バンドの仲の良さや音楽への真摯な想いがより鮮明に伝わってきます。
ファンにとっても、「彼女たち自身の手で作り上げた」という事実が一層の感動を呼んでいるのではないでしょうか。
さらに始動する【初ホールワンマンへの道標ツアー】では、全国9か所を巡り、多彩なアーティストとの対バンも実現。
各地のファンと直接出会う中で、カネヨリマサルの存在感はますます大きなものとなるはずです。
そしてツアーの締めくくりとなる大阪・NHK大阪ホールでの初ホールワンマンは、彼女たちのキャリアにおける大きな節目となること間違いありません。
こうした活動を通じて、彼女たちは邦楽ロックシーンの“次世代を担う存在”としてさらに飛躍していくでしょう。
これから新しく生まれる楽曲やライブの一つひとつが、ファンにとって忘れられない瞬間になるはずです。
これからの成長を一緒に見守りながら、彼女たちの音楽に触れてみてください。
きっとあなたの心にも「走り出す勇気」をくれるはずです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。